アサガオのブログ

ドラマの備忘録✍🏻

らんまんな大冒険

朝ドラ「らんまん」。はじめての朝ドラがらんまんで本当に幸せでした!らんまんがある毎日楽しかったです。大好きなところがたくさんある…。「雑草という草はない」の言葉通りに背景に染まる人がいない、隅から隅まで愛に満ちている物語でした。

万太郎と寿恵ちゃん、2人の冒険の物語で。運命の出会いから始まって、一つ一つ距離が縮まっていって、すれ違って。思いを通わせて、夫婦として生涯支え合いながら冒険する2人が、回を追うごとに愛おしくなって大好きな2人になっていきました。恋するふたりが最高に可愛くて…万太郎と一緒にたくさん「ズギャン!!」となりました。寿恵の隣に立つために、と目標を達成するまで会いに来ないことを決めた万太郎に「なんで来ないなんて言うの…?」と寂しさが募る寿恵ちゃん、切なくも恋をしている様子がビシバシ伝わって来て胸がギュッとなりながら見ていました…そんなもどかしい過程を経て「槙野さん、私来ました!」と夕顔のお姫様が舞踏会から飛び出して会いに来る所が本当に大好き。ヒロイン寿恵ちゃんの強さと可愛らしさが存分に詰まっていて、これからもっとこの人のことを好きになっていくんだろうなと実感させられた瞬間でした。「だって私は!万太郎さんのものですから…」にズギャン!!!となった思い出。2人がずっとお互いの事が大好きで、それを時を経ても表現しあっているのが素敵でした。

主人公万太郎の、一度もブレることなくただ植物を愛して夢に向かって走り続ける姿に毎日明るく照らされていました。時には周りを巻き込んだり、良くも悪くも影響を与えながら突き進む万太郎の、どうしようもなく応援したくなる愛され力が凄くて…そんな万太郎を支え続けた寿恵ちゃんの魅力もたっぷりでした!自分をしっかり持っていて、可愛くて、強くて真っ直ぐで。万太郎と一緒に大冒険を始める寿恵ちゃんのたくましさに好きが募る一方でした。

他の人物たちもみんな魅力的でたまらなく素敵でした…!

まずは相棒な竹雄、本当に良かった~!言いつけから万太郎をずっと支えてきて、その言いつけがなくなった時、皆勝手だと思いながら万太郎を支える「一番大変な道」を選ぶ竹雄が本当に最高で…「若」から「万太郎」になる時のグッと来る感覚を今でも覚えています。綾様との関係も追いかけられて良かった。綾様に密かに恋をして、思いを秘めてきて。そして夢へと突き進む綾様を支える事を決意する竹雄にたくさん心動かされました。離れていてもずっと相棒なんだな、っていうのが伝わる万太郎と竹雄の関係が大好きでした!

綾様は、子供の頃からずっと、万太郎にとっての植物のように「酒造り」にどうしようもなく惹かれてきて。女は酒蔵に入れないからと閉ざされていた夢を切り開いていく姿、たまらなく格好良かったです!様々な葛藤や困難を乗り越えて、ずっと変わらない夢へと突き進むのが本当に素敵で…竹雄と2人で数々の困難を乗り越えて造り上げた輝峰という新しいお酒。それを飲んだ人達が「毎日でも飲みたい」と笑って。長年の夢が叶った時思わず涙腺が緩みました。

田邊教授は凄く印象深いキャラクターでした。万太郎という存在に大学内で1番と言っていいほど影響を受けた人物だと思います…万太郎はいわゆる持っている人で、気がついたら万太郎を中心に周りの人達が変わっていっていて。それに対する複雑な感情の揺れ動きが繊細に描かれていて…ただの悪役じゃない人間味の溢れる田邊教授に思い入れが深いです。様々な葛藤や苦悩を抱えて走り抜いた田邊教授。そんな田邊教授を支えてきた聡子さんの存在と、聡子さんとの関係性も素敵でした。

波多野藤丸コンビ、大好きでした~!万太郎をきっかけに変わっていく2人、良かった…。万太郎と仲良しなのもあって3人が揃うと自然とほっこりしちゃっていたし、3人の信頼関係が出来上がっていくのも好きでした。夢のためにお互いを高めあえる関係性が素敵だったし、年齢を重ねても繋がりが続いていくのが良かった…万太郎を「1人の力でここまで来たと思うのは傲慢だよ」と諭せるのも信頼関係があるからこそなんだろうなと胸が熱くなりました。波多野に貰った手縫いのうさぎの巾着をずっと使い続けていた藤丸、大好きすぎる。

波多野と野宮さんのバディも好きでした!万太郎の影響で繋がる2人に一緒に歩いていく仲間が出来る瞬間を見てグッとなりました。万太郎のような植物画を求められていた野宮さんに、野宮さんだから描ける植物画を必要とする波多野も本当に良くて。まだ誰もいない道を進む2人の関係も凄く好きでした。

長屋の皆も愛に溢れてて大好きでした!万太郎をきっかけに変わっていく姿が全身に伝わってきます。最初は万太郎の荷物を盗んだり、昼間から飲んだくれて長屋の集まりにも顔を出さなかった倉木さんが、万太郎のためにと手を貸すようになったのが本当に良い。長屋の皆で集まってご飯を食べるシーンが本当に大好きで…心が暖かくなるようなほっこりするような、皆の繋がりがどんどん深まっていくのも感じられて楽しみのひとつでした。

大畑印刷所の人達との日々も印象深いです。最初はあまり歓迎されていなかった万太郎の、眩しいほどに真っ直ぐな気持ちに答えるように関係性が紡がれていくのが本当に素敵で…!万太郎の重いの詰まった釣書を届けにいく大将に思わず泣きそうになった思い出。万太郎を思う大将たちの気持ちも伝わってきて大好きな回です。

挙げていったらキリがない…なにより子供達を思っていたタキさんも、園ちゃんも、子供たちも、徳永助教授(教授)も、佑一郎くんも、虎鉄くんも、渋谷の人達も……全員が魅力に溢れていて大好きでした!

最終話は、体の水分全部持っていかれたくらい泣きました。2人のこれまでの冒険を毎日見てきたからこそ全ての言葉が染み渡って…図鑑完成の喜びが、寄り添い合う2人と一緒に描写されるのがあまりにも綺麗で素敵なシーンでした。完成した図鑑を手に「らんまんですね」「らんまんじゃ」と涙ながらに笑い合うのに、2人で歩いてきたこれまでの道のりが思い返されて、夢の達成に涙せずにはいられませんでした。最後に記した「スエコザサ」、寿恵ちゃんが目にすることが出来て良かった。

寿恵ちゃんの「私がいなくなったら、」の言葉にぶわっと涙溢れましたし、その言葉に今にも泣き出しそうになりながら首を振るう万太郎でもうだめでした。後ろで流れる愛の花の”大切な人を失う未来なんてこないで?”がさらに万太郎の心からの思いを際立たせていて、画面が見にくくなってしまうほどに泣いてしまいました。

寿恵ちゃんの「万太郎さんと草花だけ」の言葉、たまらなく愛が詰まった言葉だなとしみじみ感じました。植物学者万太郎を最後まで支えた寿恵ちゃんだからこそ、万太郎を心から思う寿恵ちゃんだからこその言葉。そんな言葉に「草花と一緒に、私もそこで待ってますから」と合わせるのもあまりにも良くて…草花に会いにいったらそこにいるから、最後まで植物を愛し続けるであろう万太郎を直接傍にいられなくなっても支え続ける寿恵ちゃんの愛に満ちていて…そんな愛を受け止めた上で「愛しちゅう」と抱きしめる万太郎に、2人の冒険を見る事が出来て、たまらなく幸せだったなという気持ちが重ねて募りました。

半年間らんまんの世界を追えて、万太郎をはじめとする皆の冒険を見届けられて幸せでした!全ての回が愛おしくて、大切なお話ばかりです。らんまんな毎日をありがとうございました!

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